開設を考えたのは、直接的には当時システム手帳がはやったから。パソコンなど新しい文房具を用い、現代の「知的生産の技術」を研究してみたかったため、当時パソコン通信プロバイダとしては最大手だった NECの「PC-VAN」に SIG「システム手帳」を設立しました。「PC-VAN」は「BIGLOBE」に、SIG「システム手帳」は SIG「知的生産」に名称変更して、現在にいたります。

　ファクスが普及しても郵便や電報が無くならなかったように、internet が普及してもパソコン通信は無くならないでしょう。テキストによる情報交換は、今後も存続すると思います。だから、SIG「知的生産」は今後も存続します。しかし、近い将来に情報交換は、その主たる舞台が internet に移るであろうことは容易に想像できます。SIG「知的生産」から、WEB「知的生産」へ。internet 上の Online Communication Core として STE は成長を続けるはずです。われわれは、今まさにその変化の中にいます。

　 SIG「知的生産」から、WEB「知的生産」への流れの一環として、SIGで培ってきたものをWEBに載せていくという努力を行っております。このうち、もっとも大きな成果が「映画データベース」です。10年間の間に SIG「知的生産」に寄せられた映画や書籍の感想文を、誰もが気軽に検索し、見ることができるようにと、まず映画データを「STEMAN」という検索ソフトとともに、WEB上で公開し始めました。映画の感想文集は、利用はもちろん登録もできます。お気軽に覗いてみてくださいね。

　さらに、1999年からは 「BIGLOBEのアクセスポイントからinternet接続している人に限り」わがSIG「知的生産」に直接ジャンプできるようになりました。動作速度などの面から見れば、まだまだテキストベースの方が使いやすいのは事実ですが、このままアクセスできるのは魅力です。よろしければご参加ください。

　また、他SIGとの連携も「ふれあい」の結果。オフィス５２などとの交流も楽しんでおります。